「花見の仇討」と「蝉丸の香炉」の入力が完了した

昨日、途中までしか出来なかった「花見の仇討」と「蝉丸の香炉」の入力が終わった。 花見の仇討は、花時の飛鳥山を舞台にした作品で、読んでいても、その情景が眼に浮かぶ、ビジュアル的な要素の強い作品である。特にラストシーンの、朧月夜の情景が、頭の中に思い浮かべるととても美しい。そういう意味でとても印象に残る作品であった。 こういうラストシーンはいかにも銭形平次には多そうなのだが、実際に探してみる…

続きを読む

「酒屋火事」と「罠」を入力した。

今日は「酒屋火事」と「罠」の2編を入力した。これで合計して68編の入力が終わった。 ところで、酒屋火事には日頃冷静沈着な平次が珍しく、「分かったッ」と言って、いきなり飛び上がったというシーンがある。謎を解いても口には出さずに行動するのが通例の平次にしては本当に珍しい。筆者にはとても印象的な場面であった。 でも、こういう時はある。何日も何日も考えても、頭の中は堂々巡りするばかり・・・。ホー…

続きを読む

「身投げする女」を入力した

今日は「身投げする女」を入力した。週末は1日に2作くらいは入力したいのだが、調べものなどもあってなかなかはかどらない。 「少年小説体系 野村胡堂集」(三一書房)の瀬名尭彦氏による野村胡堂年譜を読んでいたら、「風呂場の秘密」が昭和24年9月の「読物時事」に掲載されていることがわかった。河出書房版の全集の書誌では昭和19年の「書き下ろし」となっているものだが、それらしいものが見つからない1編である…

続きを読む

「死の矢文」を入力した

今日は「死の矢文」の入力を完了した。 花嫁殺害-捕物小説選集 野村胡堂 新橋文庫 昭23という本がある。これが銭形平次なのか池田大助などなのかは判らないが、札幌の古書店に出ていたので購入しようと思ったら既に売れてしまったとの事。仕方が無いので図書館を調べたが、岩手県立図書館と鶴見大学図書館にしかないことがわかった。近くなのは鶴見大学図書館なのだが、公立図書館の紹介状がないと学外者は入れな…

続きを読む

「地獄から来た男」の入力が完了した

今日は「地獄から来た男」の入力を終えた。通算64作目の入力が終わり、全体の1/6がひとまず終わったことになる。萩 柚月さんによる挿絵の方も順調に進んでいるので、早ければ年内にも部分的な公開ができるようになるかもしれない。

続きを読む

恋文道中記の初出の続き

国会図書館に行って、妖奇臨時増刊号を見てきた。たしかに恋文道中記が載っている。 ところが、奥付の日付は昭和23年6月1日となっている。あるブログに掲載されていた同誌の奥付は2月1日発行なので、国会図書館にあるのは増刷なのだが、2刷とは書かれていない。なので、2月1日付の奥付の号の記事を見ていなかったら、6月1日が初出誌の発行日だと思い込んだことだろう。危ういところであった。 あと、昭和1…

続きを読む

碁敵、小唄お政

今日は、「碁敵」と「小唄お政」の2編の入力を完了した。「小唄お政」は平次物の中では推理小説色の強い作品だと思う。これで61作品の入力が完了した。

続きを読む

「名画紛失」の初出誌

「名画紛失」の初出は、同光社版では昭和27年キング8月号となっていて、それが河出書房版では昭和25年のキング臨時増刊とされ、文春文庫版では鳥兎沼佳代氏がそのまま昭和25年のキング増刊と書き写している。 ところが昭和25年にはキングの増刊号が無い、そもそも出版されていないのだ。嘘っぱち、でっちあげなのである。 もちろん昭和27年のキング8月号にも掲載は無い。 で、途方に暮れていた一編なのだが…

続きを読む

初出が判らず、なぜ全集が作れたのか?

銭形平次は本当に383編なのか?これは誰にもわからない、というのが本当のところであろう。 筆者の野村胡堂は「四百二十幾編」とか「三百八十幾編」とか書いている。 改題して雑誌に掲載されたり、雑誌に再録されたものもあるので、それを含めれば「四百二十幾編」という野村胡堂の記憶はあながち的外れではないかもしれない。プロの作家であれば、何作書いたよりは何回雑誌に掲載されて原稿料をもらったかの方が、より…

続きを読む