「女護の島異変」の入力が終った

中編の「女護の島異変」の入力が終った。作品のテーマになっている事柄が現代の倫理観からすると受容し難い面があるが、謎解きという点では面白い作品。この作品は「小説世界」という雑誌の昭和25年1月号から3月号にかけて連載されたものである。旺文社文庫の書誌では小説世界の1月号~5月号となっているのだが、実際に現物確認をしてみると3月号で完結している。この本は国会図書館にはないので、現物確認は苦労したが、…

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「五つの壺」の入力が終った

「五つの壺」の入力が終った。この作品はオール讀物の昭和25年12月号に掲載されたが、この時の表題は「小判の瓶」だった。ところが全く同じ名前の「小判の瓶」という作品が「東京」昭和23年5月号に掲載されていることから、おそらく同光社版の銭形平次捕物全集に収録された際に「五つの壺」に改題されたものと思われる。昭和26年2月28日に発行された改造社の新編錢形平次にはこの作品が「小判の瓶」として収録されて…

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「三つの菓子」の入力が終った

「三つの菓子」の入力を終えた。毒入りの菓子を食べて女が死ぬ話なのだが、3人の女に配られた三つの菓子が何度もすりかえられて・・という入り組んだ展開が面白い。

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「乗合船」を入力した

「乗合船」の入力が終った。八五郎が乗合船で女に騙されて事件に巻き込まれるというパターンの話。「身投げする女」など、このパターンの作品はいくつかあるが、面白い作品が多い。その一方で長編の娘変相図の入力を始めた。銭形平次捕物控の長編の中でも長いほうなので、2週間くらいはかかる見込みである。

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検閲の記録 その後

雑誌「東京」に掲載された「有楽町界隈」と言う記事のカットが占領軍の検閲に触れたという件についてはここで紹介したが、その後、東京の古書店に雑誌「東京」がかなり多数在庫されていることを知って、問題となった昭和22年11月号の在庫を調べていただいた。その結果、その古書店にはまず在庫があって、東京の当該号は出版されていたことが分かった。さらに問題視されたGIと日本の若い女性が描かれたカットは、修正されて…

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「晒し場は招く」を入力した

「晒し場は招く」を入力した。日本橋の袂にあった「晒し場」に江戸で何番と言う大商人が殺されて晒されていたという発端。晒し場の説明が興味深かった。

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「鐘の音」と「猿蟹合戦」を入力した

「鐘の音」と「猿蟹合戦」を入力した。銭形平次捕物控の題名は、ストレートすぎてそれ自体でネタバレになってしまっているような作品が少なくないがこの2作品もその印象を受ける。でも、2編共に面白い。 猿蟹合戦は、普通の短編の2倍近くの長さがある。中篇と言ってもよい作品であるが、オール讀物昭和25年8月号に一挙に掲載されたものである。該当の号を調べてみたら、「銭形平次捕物控 本誌所載二百回記念 特別長篇…

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検閲の記録

銭形平次の話題ではないのだが・・・ 銭形平次の初出を調べる関係で、先日国会図書館の憲政資料室を訪れて「東京」という雑誌のマイクロフィルムを閲覧していた時に、検閲にひっかかったという記録に遭遇した。 雑誌「東京」は新生社という出版社が出していた月刊誌で、昭和23年の5月号には銭形平次の「小判の瓶」が掲載されている。その他の号には載っていないことを確認するために見ていたのである。 問題の号は昭…

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「処女神聖」の初出誌が入手できた

「処女神聖」の初出誌である「別冊讀物と講談」が入手できた。昭和25年10月16日付の読売新聞夕刊に「別冊讀物と講談 新作捕物まつり号」の広告が掲載されており、その広告から「処女神聖」が掲載されていることは判っていたのだが、国会図書館や近代文学館、はては北海道立図書館にも収蔵されていないので、現物確認ができていない本であった。今日は、もう一つ、広告では確認できていても現物が入手できていなかった「増…

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「お部屋様お退屈」の入力が終った

長編の「お部屋様お退屈」の入力が終った。この作品は昭和25年の「夕刊中外」などの新聞に連載されたもの。新聞に連載されたときは前半が「お部屋様お退屈」、後半は「十万両の行方」という二部構成であった。これで長編の入力は、恋文道中記、江戸の恋人達、無限の鐘、地獄の門、恋に克つ者とお部屋様お退屈の6編が終った。次は「怪盗系図」にとりかかるが、これも長い。

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