銭形平次とGHQ

雑誌「東京」に対して行なわれた検閲の記録について紹介したことがあるが、実は「銭形平次捕物控」にも検閲の影響をみることができる。ただし、実際に検閲官の指示によって文章の改変が行なわれたのか、出版社が無用な軋轢を恐れて自主的に文章を改変したのかは定かでない。 その作品は、他でもない、銭形平次捕物控第1作の「金色の処女」である。この改変については比較的よく知られている。というのは嶋中文庫銭形平次捕物…

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「名画紛失」を入力した

「名画紛失」の入力が終った。この作品は河出書房版銭形平次捕物全集など一連の本に掲載されている書誌では、どれもキング増刊、昭和25年が初出とされている本である。ところが昭和25年のキング増刊自体が存在しておらず、初出誌探しにはひどく苦労した。かなり探しまわった結果、昭和23年の読売新聞にキング別冊の宣伝があり、「銭形平次」と書かれているのを見付けた。国会図書館にはこの本は無いが、日本近代文学館に蔵…

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楽天koboのダウンロードが3000を超えた

楽天koboのダウンロードが昨日で3000を超えた。2000を超えたのは12/21だったので、約40日間で1000回ダウンロードされたことになる。現時点では第48話の「お藤は解く」までが公開されている。Kindleで無償配布ができるなら桁違いになると思うのだが、無償配布が出来ないのが残念だ。 楽天ブックス(https://books.rakuten.co.jp/)で銭形平次で検索していただきま…

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「女護の島異変」の入力が終った

中編の「女護の島異変」の入力が終った。作品のテーマになっている事柄が現代の倫理観からすると受容し難い面があるが、謎解きという点では面白い作品。この作品は「小説世界」という雑誌の昭和25年1月号から3月号にかけて連載されたものである。旺文社文庫の書誌では小説世界の1月号~5月号となっているのだが、実際に現物確認をしてみると3月号で完結している。この本は国会図書館にはないので、現物確認は苦労したが、…

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