読者の皆様のご意見をお聞かせください

銭形平次の入力も順調に進んで、現時点では120編あまりの入力が済んでいるのですが・・・。
昭和25年ごろの「恋患い」のような作品の表記法は、現代の仮名遣いや漢字をひらがなに開くやり方とさほどかわらないのに対して、初期の作品はかなり漢字が多くて、現代の読者にはとっつきにくいのではないかと思っています。
これまで極力、底本の河出書房版「銭形平次捕物全集」の表記に忠実に入力をしてきたのですが、河出書房版の全集は、2週間に1巻という驚異的なペースで刊行されたものであることから、編集スタッフも複数のグループがあったものと見られ、スタッフによって編集方針がバラバラで、「暫く」や「居る」「成程」をかなに変えている作品もあれば、漢字のままの作品もあって、統一されていないのです。
また原作自体も、発表年代が下るにしたがって漢字表記は減る傾向にありますので、その不統一感はさらに開いています。
このようなことから、文章を手直しして読みやすくすべきか、あくまでも底本に忠実であるべきか、これまでも悩んでいたのですが、このブログの読者の皆様のご意見をうかがいたく存じます。
なお、著作権の切れている作品とはいっても、原作の大幅な改変は控えるべきであると考えています。しかし、講談社の「吉川英次歴史時代文庫」のように、「原文の香気をそこなわないと思われる範囲で漢字をかなに開く」といった措置が行われている例があるほか、銭形平次では嶋中文庫で同様の措置が取られている事例があります。
第1作の「金色の処女」のPDF版をUPしましたので、その2作を比較していただいて、コメントでご意見をいただくか、あるいは筆者宛メールで(アドレスはmail@zenigata.clubです)ご意見を賜れればと存じます。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

底本に忠実なもの

金色の処女.pdf

読みやすく手直ししたもの

金色の処女2.pdf

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