初出調べ 小便組貞女

銭形平次の初出調べは、なかなか進まない。
その一つは、終戦直後の銭形平次の掲載誌には、カストリ雑誌に
ちかい本もあるため、国会図書館にも資料が無い、あるいは欠号が
あるためだ。
で、「小便組貞女」の初出誌とされている「面白倶楽部」昭和23年
11月号も、国会図書館で欠号となっている1冊である。国会図書館に
無いとなると探すのが、がぜん難しくなる。

このため、仮に掲載されているのなら購入する覚悟で、古書店に
問い合わせてみた。

結果としては、面白倶楽部11月号には掲載されていなかった。12月号も
欠号だが、それには捕物小説が載っているとは考えにくく、24年には
掲載されていないことを確認している。
昭和23年6月の面白倶楽部には「お藤が解く」が掲載されているのだが、
これはオール讀物の昭和11年2月号に掲載されたものの再掲なので、
結局、「小便組貞女」も初出誌不明となってしまった。
それでも、結果的には申し訳ないことになってしまったが、親切に
問い合わせにご返事をいただいた古書店にはお礼を申し上げたいと思う。

今日は傀儡名臣を入力した。少し長めの、複雑な筋書きだが、読後の
爽快感がある佳作であった。石田清左衛門という登場人物の人柄が
魅力的である。

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