「第二十七吉」、余話

今日、家族といっしょに久しぶりに浅草に行ってきた。そのついでに、浅草寺で「おみくじ」を引いてみた。銭形平次では浅草寺のおみくじに関する話題は何作かに登場するが、筆者自体は浅草寺でおみくじを引いたことは一回もなかったからである。浅草寺のおみくじは、セルフサービスにこそなっているが、おみくじの入った箱を自分で振って、中から出た棒の番号と同じ番号の抽斗を開けておみくじを取り出すという、古典的なスタイル…

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「桐の極印」「花見の果て」を入力した

贋金事件を描いた「桐の極印」と、「花見の果て」を入力した。どちらも無難にまとまった作品である。ところで、「桐の極印」はオール読物の昭和22年1月号、「花見の果て」は3月号に掲載されているが、2月号で休載になったのではなく、2月号自体が発行されていないからである。表紙には「三月特別号」と表記されているが奥付には「二三月合併号」と表記されているので、PDF版の初出には「二三月合併号」と書くことにした…

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楽天koboへの無償公開を始めた

60年間埋もれた状態になっている河出書房版の銭形平次捕物全集を、電子出版で現代によみがえらせようと言うのが、活動の趣旨である。銭形平次捕物控は初出時には漢字すべてにルビが振られているという本作りが基本であった頃なので、ともかく漢字が多い。このため河出書房万全集でも、ある程度かな書きに改められてはいるものの、ルビは依然として多数残っている。このルビの表記方法がなかなかの曲者で、特に野村胡堂は「感興…

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「幽霊の手紙」を入力した

「幽霊の手紙」の入力が終わった。この作品は西日本新聞社が発行していた「月刊西日本」昭和21年8月号に掲載されたものである。その後「月刊西日本」には池田大助の連載はあったが、銭形平次は本作だけであった。秋からはオール讀物が復刊してそれへの銭形平次の連載が復活したため。月刊西日本は1作のみで終わったのかもしれない。オール讀物に連載されていた銭形平次の短編よりはかなり長く、「月刊西日本」が分割せずに一…

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「娘と二千両」「閉された庭」を入力した。

「娘と二千両」「閉された庭」の2編を入力した。河出書房全集では、昭和21年のオール讀物に発表された「二つの刺青」「酒屋忠僕」の後に掲載されているが、これは河出書房版全集では、同じ年内ではオール讀物を先にして、その後に他の雑誌、新聞に発表されたものを掲載するという、順番付けの方針によるものである。実際には「閉された庭」が「東北文庫」昭和21年1月号から2月号にかけて連載され、続く3月号に「娘と二千…

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