「井戸の茶碗」「仏師の娘」「二枚の小判」の入力が終わった

「井戸の茶碗」「仏師の娘」「二枚の小判」の入力が終わった。いずれも佳作ではあるのだが、盛り上がりに乏しく読後感が薄い。筋はこなれていてそれなりによくまとまっているのだが、インパクトが薄くて印象に残らないのだ。戦時中にもかかわらず、このころの野村胡堂は売れっ子で、海軍の慰問雑誌である「戦線文庫」には池田大助捕物控などを書いている。多作な作家によくある中だるみ状態であったのかもしれない。

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