昭和18年、19年の「書き下ろし」作品

河出書房や文春文庫の書誌を見ていると、「あれ?」と感じるのが昭和18年、昭和19年の「書き下ろし」とされている4編ほどの作品(棟梁の娘、娘の役目、風呂場の秘密、お此お糸)だ。特に昭和19年というと、用紙も逼迫し、果たして銭形平次の単行本なんて出版できるような時勢だったのだろうか?と疑問もわくのだ。で、今日は、河出書房版の底本とみられる同光社磯部書房版の全集の書誌を調べてみたら、この4編は「書下ろ…

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