恋文道中記の初出の続き

国会図書館に行って、妖奇臨時増刊号を見てきた。たしかに恋文道中記が載っている。 ところが、奥付の日付は昭和23年6月1日となっている。あるブログに掲載されていた同誌の奥付は2月1日発行なので、国会図書館にあるのは増刷なのだが、2刷とは書かれていない。なので、2月1日付の奥付の号の記事を見ていなかったら、6月1日が初出誌の発行日だと思い込んだことだろう。危ういところであった。 あと、昭和1…

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碁敵、小唄お政

今日は、「碁敵」と「小唄お政」の2編の入力を完了した。「小唄お政」は平次物の中では推理小説色の強い作品だと思う。これで61作品の入力が完了した。

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「名画紛失」の初出誌

「名画紛失」の初出は、同光社版では昭和27年キング8月号となっていて、それが河出書房版では昭和25年のキング臨時増刊とされ、文春文庫版では鳥兎沼佳代氏がそのまま昭和25年のキング増刊と書き写している。 ところが昭和25年にはキングの増刊号が無い、そもそも出版されていないのだ。嘘っぱち、でっちあげなのである。 もちろん昭和27年のキング8月号にも掲載は無い。 で、途方に暮れていた一編なのだが…

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初出が判らず、なぜ全集が作れたのか?

銭形平次は本当に383編なのか?これは誰にもわからない、というのが本当のところであろう。 筆者の野村胡堂は「四百二十幾編」とか「三百八十幾編」とか書いている。 改題して雑誌に掲載されたり、雑誌に再録されたものもあるので、それを含めれば「四百二十幾編」という野村胡堂の記憶はあながち的外れではないかもしれない。プロの作家であれば、何作書いたよりは何回雑誌に掲載されて原稿料をもらったかの方が、より…

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2作品の初出がわかった

今日はラッキーな日だった。 2作品の初出が判ったのである。 まず、「恋文道中記」。こちらは同光社版全集、河出書房版全集、文春文庫の一連の書誌で「サン写真新聞(昭和23年)」となっている。しかし実際にはサン写真新聞には「江戸の恋人達」が掲載されただけである。 ところが、今日何気なく恋文道中記をキーワードにしてGoogleで検索したら、「みずすまし亭通信」というブログの中に記事があることがわか…

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