「土への愛着」「唖娘」を入力した。

「土への愛着」と「唖娘」を入力した。 「土への愛着」は筋自体は平凡な水準にも思うのだが、登場人物の作男の老爺の、「私の親も、その親も、その親の親も、丹精して肥やして来た土でございます。――私が眼をつぶると、田の畦《あぜ》一本一本、畑の土くれの一つ一つもはっきり浮かんで来ます。――私は毎年春先になって、物の芽が育つ頃になると、朝から晩まで畑に出ては、両手で黒い土を掴《つか》んで、揉《も》みほぐし…

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「笛吹兵二郎」「橋の上の女」「六軒長屋」を入力した

青空文庫の方では筆者が校正を受け持った作品が公開されてきているが、今回は8月に公開が予定されている「笛吹兵二郎」「橋の上の女」の2編を、最終校正を兼ねて入力した。また、続けて進めている第6巻の「六軒長屋」も入力した。 気がついてみたら、とりあえず入力が終わった作品は総計150編になっていた。 最初は途方に暮れるほど大量に見えた383編だが、少しずつではあるが完成に向って着実に近づいているとい…

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「吹矢の紅」「白紙の恐怖」を入力した。

「吹矢の紅」と「白紙の恐怖」の2編の入力が終わった。 どちらもなかなか面白い作品なのだが、それぞれ一風変わったところがある。 まず、「吹矢の紅」、平次の女房のお静が両国で昔の馴染みの知合いの女性がしょっ引かれるところに出会うところから始まり、お静は八五郎に直接助けを求める、平次は甲府に行っていて不在、というシチュエーションも珍しいのだが、この作品では石原の利助親分は他界した後の設定となってお…

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「雪の夜」を入力した

「雪の夜」の入力が終わった。トリックはなかなか凝っている秀作なのだが、暗い話なので読後の後味はあまりよくない。やはり平次物は爽やかな終わり方のほうが良いようだ。

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「二階の娘」「女の足跡」を入力した

「二階の娘」と「女の足跡」を入力した。どちらも謎解きが面白い作品である。 「二階の娘」は平次と八五郎が足で廻って謎を解き明かしていくという筋書きで、探索する場所が次々と変っていくので、話のテンポに淀みがないところが良いのかもしれない。 「女の足跡」は家族や店の者が互いにかばいあって、「自分が犯人だ」という人物が3人も4人も現れるという珍しい展開で、しかも最後には意外な真犯人が居るという筋書き。

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「北冥の魚」と「遺書の罪」を入力した

今日は「北冥の魚」と「遺書の罪」を入力した。 北冥の魚は、謎解きの一端を笹野新三郎を担うという珍しい作品。「昔の人は古典に通じていたんだなあ」と思うのは、「蒙求」が登場した「捕物仁義」でも感じたことだ。 「遺書の罪」も面白い作品、筋書きはどろどろしているのだが、引締った作品になっているので飽きが来ない。 今日は、もう1作、「二階の娘」も手掛け始めたが、今日は途中まで。

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「狐の嫁入」「娘と黒法師」を入力した

昨晩途中まで入力した「狐の嫁入」と、中篇の「娘と黒法師」の入力が完了した。 どちらも秀逸な作品である。 「狐の嫁入」は嶋中文庫12巻の表題作になっていることからも、皆が認める傑作であることがわかる。導入部が特に面白く、読者を引き込ませる。 サンデー毎日に連載された「娘と黒法師」は筋書きがしっかりしていて読み応えがある。ただ、主人公が殺されかけて身体に障害が残った女性であることと、その文章表…

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「火遁の術」を入力した

このところ本業に没頭していて、まったく銭形平次に時間を割くことができなくなっていたが、ようやく日曜日には時間が取れたので「火遁の術」を入力した。謎解きよりは人間の感情描写に力点が置かれた作品で、暗い話なのだが読ませるものがある。筋書きも緻密で秀作だと思う。

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「万両分限」を入力した

サンデー毎日に連載された「万両分限」の入力を終えた。青空文庫での公開が進んでいるので、再校正を兼ねての入力だった。

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「猿廻し」と「春宵」を入力した

サンデー毎日に連載された中篇の「猿廻し」と「春宵」の入力が完了した。 「猿廻し」は「夕立の女」のような大規模な変更はないものの、サンデー毎日に掲載された文章と、全集に掲載された文章は、細部の多くの箇所で相違点があり、全集に掲載された際に手直しが行われたものと見られる。なかなか凝った構成で面白い作品である。

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